期待の新種牡馬――マイネルラヴ
マイネルラヴ産駒がいい。いや、この時期に2歳馬の取材で様々な牧場を回っているのだが、産駒の仕上がりの早さと、動きの良さが、至る所で話題に上る。
特にマイネルラヴを種牡馬として繋養している、ビッグレッドファームの育成スタッフからの評価が高い。自分の牧場で繋養する種牡馬の産駒だけに、評価が高くなるのは当たり前、と見る節もあるが、実際に古馬をあおるような2歳馬を何頭も見せられた日には、有無も言わず納得するしかないだろう。
仕上がりの早さと傑出したスピード能力は、2歳時のマイネルラヴ自身が、この時期から古馬を調教パートナーとしていたことからも証明されていたこと。しかも、産まれてきた産駒は、総じて父譲りとも言える競馬向きの闘志も持ち合わせている。
マイネルラヴ産駒を数多く繋養しているのは、やはりビッグレッドファーム。このクラシック戦線の活躍にも証明されていることだが、優れた資質を損ねることのない育成調教を施された産駒達が、新馬戦からマイネルラヴ旋風を起こす可能性は充分ある。
その中で仕上がりの良さが目に付くのが、コスモプルミエの02(牡)、シビルスイートの02(牡)、ゴールデンボタンの02(牡)である。中でもコスモプルミエの02は、育成スタッフから「マイネルラヴ産駒の先鋒的存在」とも語るほどの素晴らしい動きを見せている。北海道開催でのデビューが予定されており、新馬戦を快勝した暁には、2歳ステークスの本命ともなりえる素質馬だろう。
このコスモプルミエの02のライバルとなり得るかも知れない存在が、ホッカイドウ競馬からデビューする母ヒロポーラの02だ。4月7日に門別競馬場で行われた能力試験でも、800bのダートコースを、遊び遊びながら50秒を切るタイムで走破し、完成度の違いを見せつけた。コスモバルクと同じ田部きゅう舎所属の外きゅう馬というのも活躍を約束されたような肩書きと言える。
マイネルラヴ自身、今年は150頭ほどの配合が予定され、人気種牡馬としての地位を着実に固めている。サンデーサイレンス亡き後、群雄割拠した種牡馬界だが、産駒のスタートダッシュの良さもあって、マイネルラヴは確固たる地位を築いていきそうだ。
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