種牡馬展示会 新冠編
2月12日の新冠地区から始まった今年の種牡馬展示会。その先陣を切ったのは、今シーズンから単独での展示会を行うこととなったビッグレッドファームだった。
真新しいきゅう舎には、新入きゅう馬アグネスデジタル、初年度産駒が今年デビューを迎えるマイネルラヴ、メジロブライト。そして人気種牡馬として毎年コンスタントに繁殖牝馬を集めるステイゴールドと、生産界注目の種牡馬の名前がある。
最初に現れたのはアグネデジタル。さすがに入きゅうから間もないこともあって、まだまだ競馬が出来そうな体つきをしている。
目を引いたのは歩様で見せる体の柔らかさと、またこれだけの人垣を前に何ら動じなかった精神力ではないだろうか。以前にビッグレッドファームの代表である岡田繁幸さんと話した時、アグネスデジタルの長所を「頭の良さ」だと教えてもらったことがある。
現役時にアグネスデジタルを担当していたきゅう務員も、また育成時に関わっていたスタッフも、「気性が良くて手が掛かったことがない」という点を強調していた。ダート芝双方のGTレースを制した優れた能力もそうだが、同時に父譲りの気性の良さも、産駒へと遺伝されていくに違いない。
またこの日のビッグレッドファームの種牡馬展示会において、新しい試みが行われた。なんと、2歳を迎えたマイネルラヴ産駒の公開調教を行ったのだ。さすが育成施設のあるビッグレッドファームといったところだろう。
しかしもっと驚かされたのはこの時期の2歳馬が、合わせ馬をした3歳馬をあおる動きを見せたこと。生産者からも時折、低くうなる声が聞こえてくるなど、充分にマイネルラヴ産駒は仕上がりが早い、と言うことをアピールできたに違いない。
同日には優駿スタリオンステーションにて種牡馬展示会も行われている。古馬重賞を連勝し、春の天皇賞の中心に名乗りを上げたシルクフェイマスの父であるマーベラスサンデー、次々と重賞勝ち馬を送り出しているマヤノトップガンの2頭に、生産者の視線が集まっていた。今年も例年以上に質の揃った繁殖牝馬が配合されることは間違いなさそうだ。
|