トウカイビスタの03 牡 父コマンダーインチーフ 5月28日生まれ
松栄牧場を営む笠松さんの息子さんから、「あの馬がそうですよ」とトウカイビスタの03(牡、父コマンダーインチーフ、5月28日生まれ)を紹介された。
遅生まれを感じさせないほど、筋肉質で無駄のない馬体を持ち、りりしり表情ですくっと立ってはこちらを見ている。
「気性はきつい方だと思うのですが、競馬には生きてくると思いますね」
と息子さんは、トウカイビスタの03の方を見つめながら話してくれた。
94年のチューリップ賞で3着に入り、その年の桜花賞、オークスにも出走を果たした母トウカイビスタ。母父のトウショウボーイからはスピード能力を、そして父のラシアンルーブルからは底力を受け継ぎ、息の長い活躍を残す。
「母は重賞級の能力を持った繁殖だと思います。その力を引き出すだけの種牡馬を、毎年配合相手として選んできました」
と笠松さんは語る。現在のトップサイアーの中でも若く、これからの活躍も更に望めるコマンダーインチーフを配合した理由について笠松さんは、
「母父ラシアンルーブル、父コマンダーインチーフの配合馬には、ダート重賞を3勝したハギノハイグレイドやホーマンベルウィンの名前もあるように、ダート路線で結果を残していますから」
と語ってくれた。確かに近年の活躍馬にはレギュラーメンバーやマイネルコンバットを始め、ダートでの活躍が目立つコマンダーインチーフ産駒。
その一方で阪神3歳ステークスに勝利したアインブライトや、先頃、ブリーダーズスタリオンステーションでの種牡馬入りが決まったラスカルスズカなど、芝での活躍馬も見られる。
ラシアンルーブルも帝王賞を制したラシアンゴールドを輩出したように、ダートでの活躍馬も目立つが、トウカイビスタの03の無駄のない筋肉を身にまとった馬体をからすると、血統的認識を改めなくてはいけないのでは?という気がしてくる。
何よりも、カメラを向けただけでこちらを振り向くこのキリッとした性格。直線まで後方に待機し、爆発的なスピード能力で、他馬をごぼう抜きにしてくれるような競馬を、トウカイビスタの03は見せてくれるのではないか、と期待をしてしまうところだ。
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