タケショウティアラの03 牝 父オペラハウス 4月1日生まれ
以前にも富菜牧場の取材で書いたことだが、代表を務める富菜さんの、繁殖牝馬の導入の方法は、意外ながら非常に納得の行くものである。
今回紹介するタケショウティアラの03(牝、父オペラハウス、4月1日生まれ)の母、タケショウティアラは、ダート、芝双方の条件で、1200bのレースを4勝した実績馬ながら、富菜牧場の生産馬ではない。そう、富菜さんはタケショウティアラのように中央競馬で競走成績を残した牝馬の中から、繁殖をと選んで繋養しているのだ。
そのためには日頃からの調教師との密接な連絡や、時には美浦や栗東まで足を運び、生産馬に会いに行くのと同時に、未来の繁殖牝馬の選定もしてくるのだという。
景気が悪くなったとはいえ、種牡馬と同様に、海外からの輸入されてくる繁殖牝馬の数は相変わらず多いが、日本の競馬で競走実績がある牝馬の方が、元々、その国の土壌や競馬で成績を残しているのだから、繁殖としても堅実な成績を残してくれる気がする。
「タケショウティアラは、普段から付き合いのある国枝先生の厩舎で管理されていたのですが、縁合って私の牧場で繋養することができました。中央競馬で4勝できる牝馬はそうはいないですからね」
と富菜さんは話す。中央ではマヤノトップガンを父に持つスペルノレジーナ(牝、4歳)が2歳時に新馬戦を勝利、2着2回、3着2回となかなか勝ちきれなかったアルフェッカ(牝、父ダンシングブレーヴ、3歳)も先日、未勝利を脱出と、まずまずの繁殖実績を残しているが、ひょっとしたら、この馬がタケショウティアラの産駒でも、一番の大物に育ってくれるかもしれない。
「お母さんもそうですが、とにかく食欲が旺盛です(笑)」
と富菜さんが笑う通り、タケショウティアラの03は、時間があれば放牧地に青々と茂った草を食べ続けている。とはいっても全く太め感は無く、むしろ牝馬らしい線の細さを感じさせない、見事な馬の作りと言っていい。 父オペラハウスを付けたのは、やはり距離の融通を考えてのこと。この調子だと飼い葉食いが落ちる心配はないだろうし、人が近づいても動じない図太い面もある。タケショウティアラの03、やはり大物だと言えよう。
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