フリートスティードの02 牡 3月26日生 父ブライアンズタイム
見るからにブライアンズタイム産駒という骨量のある馬が、聖心台牧場の見晴らしのいい放牧地を、こちらへとやってくる。
フリートスティードの02(牡 3月26日産まれ 父ブライアンズタイム)は、代表を務める渡邊和典さんが、クラシックへの出走を心から願う期待馬だ。
母フリートスティードは中央競馬で3勝の実績を残す。7歳とまだ若い上にソシアルバタフライ系の出身、しかもマルゼンスキー、ダンシングブレーヴと、その時々の一流馬を配合されてきたというのは、この系統、そしてこの牝馬に寄せる渡邊さんの期待の現れ、と言うより他にない。
「マルゼンスキーもそうですが、ダンシングブレーブの血は、肌馬としても注目しています。将来的には必ずブルードメアサイアーで上位になれるだけの血統だと思いますよ」
10月17日、日本軽種馬協会北海道市場で行われた、「ジェイエス繁殖牝馬セール」に出向いた渡邊さんは、このセールに上場されていた、母父ダンシングブレーブの繁殖牝馬に注目していたという。
予定額を上回ったこともありその牝馬の購入には至らなかったが、渡邊さんはこのセールにおいてジェニュインを受胎した母父にブライアンズタイムの牝馬を購入している。
秋華賞馬ティコティコタック、そして先に行われた秋・天皇賞でも人気になったサンライズペガサスもそうだが、母父ブライアンズタイムの評価はここに来て生産界で急上昇している。勿論、幾多のクラシックホースの父となったように、種牡馬としての評価は疑うべくもない。
「ブライアンズタイムは骨格もいいですし、成長力がありますからね。今年のクラシックを二つ取ったように、種牡馬実績も申し分ないですし、だからこそ血統に入っても生きてくるのではないでしょうか」
今は親とも離れ、昼夜放牧が行われているが、フリートスティードの02の肉付きの良さは、同じ放牧地にいる当歳馬の中でも目を引くものがある。
「生産者である以上、クラシックを意識できるような馬をいつかは作りたいと思っていますが、この馬がそうだと思っています」
との渡邊さんの言葉は、2年後に真実となりえているのかもしれない。
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