<参考>女性騎手、偏見との戦い・「地方」では延べ43人
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| JRAの女性騎手は牧原由貴子騎手(=写真)の23勝が最高 |
歴史的に見ても、女性騎手の歩みは偏見との戦いだった。吉永みち子氏の小説「繋(つな)がれた夢」には、1936年、京都競馬倶楽部の騎手免許試験に合格した斉藤澄子さんがモデルとして描かれている。
「風紀を乱す」という周囲の反応に抗するように、髪を短く切り、胸にさらしを巻いて修業したという。だが、免許は女性であるというだけの理由で東京帝国競馬協会に否定され、騎乗の夢はかなわなかった。
同種の差別は米国にもあった。68年11月、ペニー・アン・アーリーはケンタッキー州で女性として初の免許を取得した。
だが、女性騎手の参入に反対する男性騎手が4度にわたるストライキを打った結果、アーリーは一度も騎乗しないまま廃業。後にプロバスケットの選手に転向した。
そんな米国の歴史を変えたのがジュリー・クローン(37)だった。
93年のベルモントステークスをコロニアルアフェアで優勝。女性初の米三冠レース制覇を果たし、昨年4月の引退までに3546勝。
度重なる落馬事故を乗り越えて復帰し、「鉄の女」と呼ばれたクローンは現在、西海岸で競馬の広報活動に携わる。女性初の競馬の殿堂入りが決まり、きょう7日にサラトガ競馬場で授賞式を迎える。
日本の地方競馬では68年にデビューした高橋優子(水沢)が第1号。5年余りで203勝したが、73年、急性心不全で24歳の若さで早世した。最多勝は、島根・益田競馬の吉岡牧子(現姓山元)で、8年8カ月で350勝。平地競走には延べ43人(現役15人)が騎乗。現役最多勝は179勝の小田部雪(24、中津)。
競馬と同様、競艇界も男女が同じ土俵で戦う。51年の競技発祥当時から女性選手がおり、現在は約1600人の選手の1割弱を占める。最高格のSG出場者や、それに次ぐG1の優勝者も珍しくない。
JRAでは今年、3年ぶりに西原玲奈(18、栗東)がデビューしたが、現在、競馬学校に女性の騎手候補生はおらず、またしばらくは途絶えそうだ。
JRA女性騎手の通算成績
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出走 |
勝 |
(2000年) |
| 牧原由貴子 |
473 |
23 |
(6 0) |
| 田村 真来 |
430 |
9 |
(0 0) |
| 板倉真由子 |
208 |
1 |
(10 0) |
| 細江 純子 |
454 |
11 |
(9 0) |
| 押田 純子※ |
158 |
2 |
(2 0) |
| 西原 玲奈 |
81 |
4 |
(81 4) |
地方の女性騎手(100勝以上)
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出走 |
勝 |
| 高橋 優子※ |
(岩手) |
1698 |
203 |
| 吉岡 牧子※ |
(益田) |
3511 |
350 |
| 安田 歩※ |
(北海道) |
1468 |
125 |
| 宮岸 由香※ |
(金沢) |
1718 |
108 |
| 中島 広美 |
(笠松) |
1831 |
117 |
| 米田真由美 |
(高崎) |
1839 |
139 |
| 小田部 雪 |
(中津) |
2469 |
179 |
| 宮下 瞳 |
(名古屋) |
1954 |
119 |
(注)JRAは4日、地方は7月25日現在、※は引退
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