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  [日経新聞運動部記者 野元賢一]

  (7/11)4月誕生の馬に3億2000万・北海道の競走馬せり市
3億2000万円で落札された「フランクアーギュメントの2000」
 今年4月に生まれたばかりの牡の競走馬に3億2000万円の高値がついた。高額馬は父サンデーサイレンス、母が米国産のフランクアーギュメント。北海道苫小牧市で10日始まった今春生まれの競走馬のせり市場、「セレクトセール」(日本競走馬協会主催)で出現。落札したのは「マイネル」の馬名で知られる北海道静内町の競走馬生産者だった。

 国内のせり市場で3億円馬が出たのは、1989年のサンゼウス(3億5000万円=2歳時)以来、11年ぶり2頭目。過去3年、産駒(さんく)が日本ダービーを連続優勝しているサンデーサイレンスの人気ぶりを改めて示した。

 高額馬の生産者は、日本最強の社台グループのノーザンファーム。購入した岡田繁幸氏は、ライバルの生産馬を高値で買った格好となる。「予算は2億から2億4000万円だったが、実際に見て、こんな馬には二度と会えないと思った。筋肉の柔軟さと伸縮性が魅力」と話した。

 この馬を含めて、サンデーサイレンス産駒14頭が上場されたが、97年のJRA年度代表馬エアグルーヴとの間の牝馬が、2億3000万円で昨年のダービー馬アドマイヤベガの馬主、近藤利一氏に落札されたのをはじめ、6頭が1億円を突破した。

 一方、今年から産駒が本格的にデビューする「神の子」ラムタラの子は、3頭中1頭が売買不成立、残る2頭も2000万円台。今年4歳となる産駒の成績が地味なためか、人気面では大差をつけられた。

 結局、7頭が1億円を超え、全体で91頭が計35億2520万円で取引された。今年は、一昨年の第一回セールで取引された馬がデビューを迎える。市場の評価は、一期生の今後の活躍次第だが同協会の吉田照哉副会長は「走る手ごたえはある」と自信たっぷりだった。(野元賢一)



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