【2013インターンシップレポート】日本経済新聞社は新聞記者を志す学生を対象に、2013年9月4日(水)から9月13日(金)の平日8日間、「記者コースインターンシップ」を実施しました。実習や講義を通して日経の取材活動、編集作業などについて理解を深めてもらいました。このページでは、インターンシップの様子をダイジェストでご紹介します。

  • 1〜2日目「講習」
  • 3〜6日目「実習」
  • 7日目「紙面組み」
  • 8日目「見学・発表」
  • 日経の記者とは
  • インターンシップを終えて

1〜2日目「講習」

初日は記者の仕事についての講義からスタート。
日本経済新聞の報道方針を始めとして、新聞記者の1日、更には電子版について幅広く学んだ一日でした。
講習後の懇親会では参加者同士の交流を深めました。
2日目は写真の撮り方、新聞紙面の編集の仕方や原稿を書く「記者端末」の使い方の講義も受け、より実践的な知識を得ました。
午後は実習に同行する指導員と顔合わせ。取材のスタートです。

Schedule

1日目
 
10:00
集合、オリエンテーション
開講挨拶
11:00
「日本経済新聞の報道方針」
12:00
「日経電子版を作る・読む」
13:00
昼食
14:00
「記者の仕事・取材とは」
15:00
記者座談会
17:00
解散(有志懇親会)
2日目
 
10:00
整理研修 紙面のつくり方
11:00
写真研修
11:50
記者端末研修
12:30
昼食
13:30
指導員と顔合わせ
午後から取材、もしくは取材計画の立案
18:00
終了後、解散

3〜6日目「実習」

3日目から取材実習が本格的に始まりました。5班に別れ、編集委員の指導のもと実際に取材に出かけます。取材後は、記事を執筆。編集委員から厳しいチェックが入ります。
◆取材テーマ
 ①日本の防衛力は十分なのか
 ②アベノミクス下の消費最前線
 ③電力改革は企業を変える
 ④若者はなぜ農業を目指すのか
 ⑤ヘイトスピーチ(憎悪表現)を考える

Schedule

10:00
取材実習
夕刻
班ごとに集合して取材経過報告
18:00
終了後、解散

7日目「紙面組み」

ようやく書き上げた記事を紙面に組み上げていきます。整理部員の指導のもと、見出しやレイアウトに工夫を重ねます。大刷りの紙面が出来上がったときには、感動もひとしおです。

Schedule

10:00
整理部に記事出稿締め切り
各班紙面組み最終打合せ
11:00
昼食
12:00
紙面組み開始
15:00
紙面組み終了
礼状・感想文執筆
18:00
終了後、解散

8日目「見学・発表」

午前中は東京証券取引所を見学しました。証券部の現役記者が案内し、経済の仕組みや証券部記者の仕事について理解を深めました。午後はいよいよ8日間のインターンシップの集大成、発表です。紙面を見ながら、取材の成果を語ります。指導員からは、8日間を労う声と温かいコメントが寄せられました。夜は他のコースのインターンシップ生と合流し、懇親会で8日間の思い出を語り合いました。

Schedule

10:00
東京証券取引所見学
12:30
昼食
13:30
成果発表・講評
15:30
礼状・感想文執筆
17:00
懇親会

参加者の声 日経の記者とは

  • ニュースを追いかけているというよりは、出来事に関わる人々との信頼関係を構築し、そうした人々の動きをわかりやすく社会に伝えていく役割なのだと感じています
  • ただ単に人に話を聞いて、わかりやすく人に伝えるのが記者の仕事だと思っていた。しかし、それだけではなく、その人の想いに考えを巡らせ、向き合った上でないと人には伝えられないと感じた。とことん人と向き合う仕事だと思う。
  • ひとつひとつの企業の脈動を追う、という姿勢が強い。単に「経済に強い」と考えていたのですが、そのイメージがもっと洗練され、理解が深まりました。
  • 電子版に力を入れていたり、多様な読者層への記事を書いていたりしていて、「この会社の可能性は相当、大きい」と思えた。
  • 情報源に最も近づける点は魅力的だが、真実を見極めるには経験が必要だと思う。
  • 泥臭い仕事をひとつひとつ丁寧に積み上げていくイメージを持ちました。
  • 自分の力次第で、可能性がどこまでも広がる職業だと思います。
  • 記事を書く以外にも、取材や勉強、飲み会などでの人脈づくりなど、たくさんの大切な仕事があるのだと感じました。
  • もっとカチカチな方が多いと思っていましたが、意外とそうでもなくて驚きました。
  • 好奇心にしたがって動くことができる。
  • 人とのつながりが財産になる仕事、世界と人をつなぐ仕事。
  • 信頼関係をたくさんの人とのつながりの中で築かなくてはならず、話術や小手先は通用しない、地道な草の根活動のプロだと思いました。
  • どれだけ人に愛されるかが重要。人に会った数だけ、記事が生まれる。いかに熱意をもって継続的に行えるか。
  • お話をしてくださった記者の方たちが皆、自分の仕事に誇りを持っていると感じました。
  • もっと経済経済しているかと思ったら、そうではない部署もたくさんあり、硬派も軟派の方もそれぞれが持ち味をだされていて面白いと思いました。
  • 経済の視点を軸にしながら、読者が読みやすい記事を書くことを大切にされていると思います。
  • やりたいことをしっかり持っていれば、チャレンジする機会を与えてくれる会社。
  • 色んな意識と動機をもって働いている方が多くて、それぞれの個性があふれていると思いました。
  • 頭が固い人だけかと思っていたが、非常にユーモアのある方が多かった。

参加者の声 インターンシップを終えて

  • インターンシップといっても手取り足取り教えてくれるわけではなかった。実際に取材する中で身をもってやり方を学んでゆかなければすぐに取り残されていただろう。しかし、これほど自由に動かせてもらえるインターンは少ない。(男性)
  • 行く先々でわき出る好奇心、事実を知る喜び、記事を考える楽しさ、記事ができあがった瞬間の達成感など、記者として働くことに魅力を感じる瞬間が沢山ありました。(女性)
  • 普段聞けないような希少性の高い話を聞き出すには、取材の途中で話が盛り上がることが重要で、それには的確な質問を用意するだけでは不十分で、取材先の企業が今何に力を入れているのか、どのような情報を欲しているのかを逐一把握しなければなりませんでした。初めての企業に取材へ行くのは大変で、調べようとしてもホームページに載っているような情報しか収集できず、自らの力不足を痛感しました。(男性)
  • このような仕事を通して社会の中では何ができるのかということを自分に問いかけるきっかけになったと感じています。この経験は、記者という職業に対する見方が広がったとともに、自分の人生における目標をもう一度見つめ直す大変貴重な経験になったと感じています。(男性)
  • 著名な大企業で働く方々と取材を通してお会いし、直接お話しできたことです。私たちのごく身近にある企業が、思いも寄らない事業に力を入れ、綿密な戦略を立てていることを知ることができ、世界がぐっと広く見えるようになりました。(男性)
  • このインターンシップで、世界の広がりと、自分がその世界につながっていることを実感するすばらしい体験ができました。また、働くとはいかなることか、プロフェッショナルとはどのようなものか、明確なイメージを持つことができたことは、私にとって大きな財産です。(男性)
  • 取材でどれほど感激したとしても、どれほど異論を唱えたくなったとしても、最後は「伝える」という立場で中立的に物事を見、かつ限られた字数に収めなければいけないので、大変苦労した。(女性)
  • 取材中はがむしゃらだった。一語一句聞き漏らすまいと、毎回全身全霊を取材先の人に傾けた。取材後は、クタクタだった。家に帰って何かやろうとしても身が入らず、すぐに寝てしまった。それでも、毎日が楽しかった。新しい人に会いにいく喜び、班のみんなと意見交換して新しい切り口を発見する喜び、そして、指導員の背中を垣間見る喜び。たくさんの喜びが、毎日の出社を楽しみにしてくれた。(男性)
  • 今回のインターンシップで感じたことは、あまり興味のない分野に取り組むことで新たな世界が見えるということだ。関心が低いのはその分野の知識が乏しいからで、自分が置かれた環境で事実を追求するのもとてもおもしろく、やりがいのあることだと気づいた。同時に、既に自分が興味のある分野についても他の分野に触れ、学ぶことで、以前とは全く異なる新たな切り口から見ることができるようになるとも感じた。(女性)
  • 四六時中現場を駆け回り、世の中の状況をいち早く世間に伝えている華々しいイメージが先行していましたが、実際の仕事内容は一つひとつの小さな作業の積み重ねであり、憧れだけでは続かない職業だということを実感しました。(男性)
  • どんなに遠い取材先でも足を運び、名刺を交換し、その人の生い立ちから信条までみっちり聞き出す。そして帰社後、記事に起こす中で、もう一度その人の人生や信念に思いを巡らせる。そこには遠くから眺めるだけでは決して明らかになることのない喜びがあり、葛藤があった。そんな声を世の中に届けることに情熱を燃やした8日間であった。(男性)
  • 取材とはただ世の中に伝えるだけではなく、自分の中で分解し、養分としてストックされ、消化されていくものかもしれないと、若輩者ながらも感じました。(女性)
  • 今回のインターンを通じ、政治や経済はただの「現象」ではなく、人々の思いから来る行動の結集であること、そしてその人々の思いを「伝えたい」と思って伝えることが、新聞記者の仕事の醍醐味なのではないかと感じ、より新聞記者を志望する気持ちが強まった。(女性)
  • 多種多様な考えに触れることで、私は自身の知見が広がるのを実感した。今まで自分の知らなかった世界を知ることで自らの内面が豊かになっていく「面白さ」を、現場で存分に味わうことができた。(男性)
  • どのような活動をするのであれ、チームの連携を取ることでよりよい成果を上げることができることを改めて感じた。(男性)
  • 問題を多面的な視点から見る大切さも学びました。片方が正しくて、片方は間違っているということは絶対になく、それはちゃんと取材をして人と話せば話すほど感じてきたことです。自分の知らなかった価値観を持つ人と関わり、受け入れることはとても興味深いものでした。しかし、双方の主張が分かるからこそ、人に取材を行う際や、デモの様子を取材している最中は記者としてやりきれない思いや、現実を受けとめる苦さを感じたこともありました。でもそれと同時に今起きているこの事実をもっといろんな人に知ってもらいたいと思うようにもなりました。(女性)

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