NIKKEI NET
世界経営者会議 2008 2007 2006 2005 2004 2003 2002 2001 2000 1999 ENGLISH
講演
孫為民蘇寧電器 総裁

国際化へ日本に学ぶ

 20年の歴史を持つ蘇寧電器は現在中国本土の300都市で、約1000店のチェーンを構築している。毎年200店ずつぐらい増えている。上場しており、企業の市場価値は家電販売分野では2位につけている。

 企業の発展のために考えていることが3つある。1つは進んだ管理形態を取り入れ、企業を国際的な組織にすること。2つ目は、国際的な物流体制の整備。そして3つ目は、個々の店舗の自由度を高めることだ。

 3つ目はチェーン経営の放棄と思う人がいるかもしれないがそうではない。中国のマーケットには、上流の家電メーカーが下流の店を牛耳る現象がある。投資効果を上げることを考えれば、各店が地域事情に合わせ、自らの経営を自由にやっていけるようにするのが一つの手段だ。

 さらに我々からの発注によってメーカー側をコントロールできるような、受発注の仕組みをつくりたいと考えている。我々の販売予測によって市場に影響を与える。ラオックスとの協力関係を結んだのも、日本に足を置いて、日本メーカーと深い関係をつくりたいからだ。独自ブランドをつくる点でも有効な考え方だ。この点ではすでに一定の成果を上げていると思っている。このように考えるのは、価格をメーンにするのではなく、商品主導にしたいからだ。製品の企画から競争に勝ちたい。

 蘇寧電器は今年、日本の家電量販店ラオックスと資本関係に入った。短期的にはこの企業の赤字からの脱却をめざすが、長期的には、ラオックスというブランドに立脚し、日本市場で発展することを考えている。

 我々の方向性は、日本流と米国流を有効に融合させることになると思う。日本は大型店を開発し、多くの品ぞろえで客を引き付ける。米国は日本のように多様な選択肢を用意するよりも商品やブランドを管理することで利益を上げている。日米の異なる先進性をかんがみて、中国ではどうするか。品ぞろえの日本流、品を限るアメリカ流の間でいかに合理的にやるかを考えている。

 中国の企業にとって先進国の成熟した市場に入り、成熟した経験を学ぶことは重要だ。こういった時期に日本市場に参入したのは、国際化の第一歩。経験を積み上げ、新しい発展のモデルをつくりあげたい。

[10月27日/日本経済新聞 朝刊]
初日の模様トップページへ

  NIKKEI NET ▲ 上へ 
 
日本経済新聞社案内採用日経グループ
/ NIKKEI NETについて / 著作権について / プライバシーポリシー / セキュリティーポリシー / リンクポリシー /
  
 NIKKEI NET 広告ガイド新聞広告ガイドNIKKEI4946.com (新聞購読のご案内) 
 
Copyright 2009 Nikkei Inc. / Nikkei Digital Media, Inc. All rights reserved.
ニュース 株や為替、預貯金、投信の最新情報。持ち株チェックも ニュースや専門情報などITに関する最新動向 住宅サーチ 新築・リゾートの住宅情報を検索。資料請求可能 学生の就職活動を完全サポート。マイページ利用も可能 Bizキャリアは転職やキャリアアップに役立つ情報を満載 BizPlus 実務に役立つニュース&連載企画。外注先検索も 健康に役立つ最新ニュース、連載のほか病院検索や薬検索も 働く女性向けのニュースや生活情報、参加型コンテンツ満載 大人の趣味を楽しむ・・映画/クルマ/酒など30代以降に向けたライフスタイルマガジン 「B2O NIKKEI NET for 20's」は20代のヤングビジネスマン、ビジネスウーマンを対象に、ビジネスタイムからオフビジネスまで幅広く役立つ情報やユーティリティーを提供する総合サイト スポーツの総合サイト・・大リーグ/サッカー/ゴルフ/競馬など 「BB Channel」は、NIKKEINETが贈るビジネスパーソンに向けた本格的なブロードバンド・インターネット放送です。