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あいさつする日本経済新聞社の杉田亮毅社長=24日、東京都内 |
日産ゴーン社長、企業戦略など議論
第7回日経フォーラム「世界経営者会議」(主催=日本経済新聞社、スイスのビジネススクールIMD、米スタンフォード大学アジア太平洋研究センター)は24日、世界規模の競争に勝ち抜くための企業戦略や技術革新をテーマに議論を展開した。
カルロス・ゴーン日産自動車社長兼最高経営責任者(CEO)は、日産リバイバルプランなど中期経営計画を相次いで成功させることができた理由について、「既成概念を捨てること」と述べた。ゴーン社長が断行した系列解体も「系列自体が悪いとは思わないが、日産の業績を上げるために足かせになっていた」と指摘。しがらみのない外国人社長だからではなく、既成概念にとらわれなかったことが成功につながったとした。
さらに、「日本人は複雑さを疑問視し、実行の質とスピードを追求する」と指摘したうえで、「この考えを欧州にもあてはめたい」と述べ、ルノーの経営に日産の手法を取り入れる考えを明らかにした。
「半導体メモリーの集積度は1年で倍増する」という“黄の法則”で知られる韓国サムスン電子の黄昌圭半導体総括社長は、同社がIT(情報技術)不況時でも「リスクを取って投資し、先端製品を開発したことで、ライバル他社との格差を広げることができた」と語った。今でも半導体部門の売上高の1割を研究開発に投じているという。
花王の後藤卓也会長は事業の集中と選択の重要性を改めて主張。同社がフロッピーディスクなど情報事業から撤退したことを例にあげ「新しい市場を開拓することは必要だが、“飛び地”では、仕方がない。花王の総合力を生かせる周辺事業でなくては成功しない」と述べた。具体的な事業としてはこれまでの花王のインフラを活用できる化粧品事業をあげた。
[10月25日/日本経済新聞 朝刊]
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