| 講師紹介 |
| |
青木 初夫 アステラス製薬 会長、日本製薬工業協会 会長 |
合併は何度やってもいい
今年4月、アステラス製薬の会長に就いた。山之内製薬と藤沢薬品工業の合併を陣頭指揮し、国内2位の製薬会社を実現した。日本のメガファーマ(巨大製薬会社)の誕生を描く。
「日本にも世界と伍(ご)していける製薬会社が必要」という再編論者。背後には「規制業種は1国1―2社程度に収れんされるのが宿命」との思いがある。
合併では、山之内、藤沢という“老舗看板”を捨てた。しがらみを断ち切る実行力と、合併を提案された製薬大手幹部に「まさか」と思わせる大胆な発想。「合併は何度やってもいい」との口癖も、冗談に聞こえないほどに注目が集まる。
藤沢の常務だった当時、米国事業の損失処理に奔走した。外資とパートナーを組む難しさを体験し、米国での藤沢の知名度の低さも痛感した。
2004年5月からは日本製薬工業協会の会長として、患者や医療関係者との意思疎通にも力を入れる。国内薬価制度には、「画期的な新薬には適正な価格を」と業界の声を代弁しながら、研究開発力の強化に目を光らす。東大農卒。69歳。
[9月5日/日本経済新聞 朝刊]
| ●生年月日 |
| 1936年4月8日 |
| ●学歴 |
| 1960年 | 東京大学農学部農芸化学科卒業 |
| 1963年 | 農学修士(東京大学) |
| 1972年 | 農学博士(東京大学) |
| ●職歴 |
| 1960年4月 | 藤沢薬品工業株式会社入社 |
| 1971-72年 | 米国Syracuse大学生物研究所留学 |
| 1973-83年 | 中央研究所主任研究員 |
| 1983-86年 | 探索研究所長 |
| 1986-87年 | 医薬事業本部企画室部長 |
| 1987-90年 | 研究開発総本部副本部長 |
| 1987-90年 | 研究開発総本部国際開発本部長 |
| 1988年6月 | 取締役就任 |
| 1990-92年 | 研究開発総本部長 |
| 1993年1月 | 常務取締役就任 |
| 〃 〃 | Chairman & CEO, Fujisawa USA, Inc. 就任 |
| 1995年6月 | 代表取締役,専務取締役就任 |
| 1996年1月 | 医薬事業部長就任 |
| 2000年6月 | 執行役員就任 |
| 2005年4月 | アステラス製薬株式会社代表取締役会長就任 |
| ●団体・公職歴 |
| 2004年5月 | 日本製薬工業協会会長就任(現職) |
| 2004年5月 | 日本製薬団体連合会副会長就任(現職) |
| ●賞罰 |
| 1988年 | 日本農芸化学会賞受賞 |
| 1996年 | 大阪府薬事功労者知事表彰 |
| 2004年5月 | 全国発明表彰・発明実施功績賞受賞 |
|
|
|