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グスタフ・フンベルト エアバス 社長兼CEO |
技術と経営わかるエース
今年6月にドイツ人として初の社長に就任するまで、最高執行責任者(COO)として経営の一翼を担ってきた。技術と経営の両方がわかるエースとして早くから社長候補にあがっていた。ただ、エアバスを傘下に持つ欧州EADSは仏政府と仏ラガルデール、独ダイムラークライスラーなどが主要株主で力関係が複雑。独仏間の均衡をどう保つかの調整が長引き、社長就任は予定よりも約1カ月半遅れた。
調整型の温和な人柄で知られる。1994年に独ダイムラークライスラー・エアロスペース(DASA)の会長兼最高経営者(CEO)に就任。同社と仏アエロスパシアル・マトラ、スペインのCASAが合併して発足したEADSの役員にも名を連ねてきた。
DASAでは主力のハンブルク工場長も務め、航空機製造の現場を知り尽くしている。
EADS発足の過程で、マトラを傘下に置く仏ラガルデールの経営陣とも交流を深めた。独仏双方の株主の信頼をベースに、社内をとりまとめる。ボーイングが圧倒的に強い日本市場の攻略は重要な課題だ。独ハノーバー大学工学博士。55歳。
[9月5日/日本経済新聞 朝刊]
グスタフ・フンベルトは2005年6月にエアバスの社長兼最高経営責任者(CEO)に就任しました。社長兼CEO就任前は、プログラム担当上席副社長(2004年3月より)兼最高業務責任者(2000年7月より)としてエアバス社の業務を統括しています。また、フンベルトは2000年7月以降、エアバスの取締役会の委員も務めています。
フンベルトは1979年にモントリオールのマクギル大学機械エンジニアリング部で客員教授として教鞭をとった後、1980年にドイツに帰国し、現在はエアバスの一部門となった、メッサーシュミット・ベルコウ・ブローム(MBB)の生産部門の部長補佐として入社しました。1983年から1990年にかけて、同社の輸送機部門で様々な要職に就いています。
1990年、ドイツ・エアロスペース・エアバスのハンブルク工場担当ディレクターに就任。1994年1月1日以降はダイムラー・ベンツ・エアロスペース・エアバスの社長兼最高経営責任者(CEO)となりました。(ダイムラー・ベンツ・エアロスペース・エアバスは1998年、ダイムラー・クライスラー・エアロスペース・エアバスになっています。)また、1998年以降はダイムラー・ベンツ・エアロスペース・エアバスの取締役会の一員でもあります。
フンベルトは、エアバスの出資企業であるヨーロピアン・エアロスペース&ディフェンス・カンパニー(EADS)の取締役員会のメンバーも務めます。さらに、「ヘルムホルツ協会」といったドイツ最大の研究機関の理事を務めるなど、航空宇宙業界で多くの要職を兼任しています。
ドイツのハノーバー工科大学で工業エンジニアリングおよび生産技術の学位を、またハノーバー大学でエンジニアリングの博士号を取得しています。
趣味はハイキング、スポーツの他、文学書や歴史書を読むこと。
1950年2月8日、ドイツのセレ生まれ。
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