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講演する米GMのワゴナー会長兼CEO=21日、東京・港区のホテル |
第5回日経フォーラム「世界経営者会議」(主催=日本経済新聞社、スイスのビジネススクールIMD、米スタンフォード大学アジア太平洋研究センター)は21日、情報技術(IT)を活用した経営戦略やコーポレートガバナンス(企業統治)などを討議、講演して閉幕した。
米サン・マイクロシステムズのスコット・マクネリー会長兼最高経営責任者(CEO)はITが企業や社会に抜本的な変革をもたらすと指摘。「仕事や能力などが陳腐化する。雇用も変えなくてはいけない」と述べた。
KDDIの小野寺正社長は「通信事業者もインフラを作っていればよい時代ではない。顧客の需要を反映させたサービスを提供しないと生き残れない」と主張した。キヤノンの御手洗冨士夫社長は「ITを開発・生産面で最大限活用したことが損益やキャッシュフローの大幅改善につながった」と述べ、開発期間の3分の2への短縮などの成果を紹介した。
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議論する島津製作所の矢嶋英敏会長(左)とザイリンクスのウィム・ロレンツ社長、CEO兼会長=21日、東京・港区のホテル |
企業統治を巡っては、米ゼネラル・モーターズのリチャード・ワゴナー会長兼CEOが「グローバル企業としての専門性とローカル市場での競合のバランスを取るかじ取りが必要」と指摘。東芝の岡村正社長は「統治改革は形だけでなく、企業文化と事業構造の変革が加わって実効性があがる」と強調した。
米ユナイテッド・パーセル・サービスのトム・ウィーダーマイヤー最高執行責任者は企業統治は「顧客や株主の信頼を確立するだけでなく、検証する仕組みが不可欠」と語った。米ベリングポイントのランドルフ・ブレーザー会長兼CEOは経営環境の変化に対し効率的なIT投資のあり方を説明した。
同会議では「働きたい会社」についても討議した。米ザイリンクスのヴィム・ロレンツ社長兼CEOは顧客、株主、従業員を重視する経営を説明。島津製作所の矢嶋英敏会長は「働きがいと人が育つ環境をつくる」と話した。
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