 |
モリス・チャンTSMC会長兼CEO |
台湾半導体最大手TSMCのモリス・チャン会長兼最高経営責任者(CEO)は28日午後、「世界経営者会議」の講演で、中国の存在感が「市場としても生産の場としても重要性を増していく」と指摘し、TSMCも10億ドル程度を投じて上海工場建設の準備を進めているとの方針を説明した。
今後の半導体受託製造(ファウンドリー)業界についてチャン会長は「1社か2社の大企業に整理統合が進む」との展望を示した。ファウンドリー業界が整理統合に向かう背景として300ミリウェハーなど生産設備や研究開発に対する巨額の投資に耐えられる会社が少なくなる点を挙げた。投資負担を軽くするための合弁戦略には技術面、採算面など含めて「限界がある」と語った。
競争激化が続く業界で日本企業が生き残る可能性については「大手の5、6社にはすばらしい能力がある。間違いなくカムバックできる」と述べた。
|