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対談するジャック・ウェルチ前GE会長(右) |
第3回日経フォーラム「世界経営者会議」(主催=日本経済新聞社、スイスのビジネススクールIMD、米スタンフォード大学アジア太平洋研究センター)特別セッションが6日、東京・大手町の日経ホールで開かれた。講師として出席したジャック・ウェルチ氏は経営トップら600人を超える来場者からの質問に答え、米ゼネラル・エレクトリック(GE)での経験をもとに人材登用や事業戦略などについて語った。
講演に先立ち、あいさつした鶴田卓彦・本社社長は「全世界で現地採用者も女性も分け隔てなく幹部に登用し、大きな戦力とすることに成功した」とウェルチ氏の功績を紹介した。
関口和一編集委員の司会による質疑応答では、アドバンテストの丸山利雄社長が海外展開における人事戦略について質問。ウェルチ氏は「海外の子会社に本社の社員を派遣するのは大きな過ち。GEが成功したのは海外市場に弱い米国人を現地で経営者にしなかったからだ」と答え、現地人幹部の登用が遅れる日本企業に疑問を呈した。
リコーの桜井正光社長は、製造業がサービス業でも成功するためのポイントをたずね、ウェルチ氏は「サービス会社を作っても、いい製品がなければだめだ。製品とサービスはぴったりと合わせる必要がある」と答えた。
日本IBMの北城恪太郎会長はコーポレートガバナンス(企業統治)について取締役会の役割を聞いた。ウェルチ氏は「社内の人間だけで取締役会を構成するのは信じられない。これでは独立性を保つことは不可能だ」と発言。社外役員の起用などを通じた、経営へのチェック機能の重要性を指摘した。
このほか、後任会長のジェフリー・イメルト氏については「私のやり方を引き継いでほしいわけではない。GEに新風を吹き込んでくれるだろう」と述べた。米フォード・モーターのジャック・ナッサー社長兼CEOが事実上解任されたことにも触れ、「フォードは次々とCEOを入れ替えたが、どんな企業でも短期間で変革することは不可能。変革には社内の強い支持のもとで一定の時間をかける必要もある」と語った。
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