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西室 泰三氏
東芝 社長

 迅速な判断で大胆に事業再編

 大学在学中にカナダのブリティッシュコロンビア大学に留学。61年の東芝入社後も貿易部勤務や米国駐在など一貫して国際畑を歩んできた。真空管の売り込みから始まった米国生活は合わせて十数年に及び、英語にも定評がある。

 役員就任後も、取締役兼東芝アメリカ副会長としてタイム・ワーナーなどとの提携交渉にあたった。専務昇格後は米映画会社などとの間でのDVD(デジタル・ビデオディスク)の国際的な規格統一に携わった。

 96年、東芝で本流と言われる重電部門を経験しない初めての社長に就任。「俊敏な経営」を掲げ、ATM(現金自動預け払い機)事業の売却やモーター事業の再編などを矢継ぎ早に打ち出した。

 米国流の迅速な判断で大胆に事業再編に取り組む経営姿勢を、米ゼネラル・エレクトリック(GE)のジャック・ウェルチ会長になぞらえる向きもある。ウェルチ氏ら海外のハイテク産業の経営者との親交も深い。

 61年慶大経卒。63歳。

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