上島 重二氏
三井物産社長

1931年生まれ
■ 学 歴
1954年 京都大学経済学部卒業
■ 職 歴
1954年 三井物産株式会社入社
1965年 ヨハネスブルク駐在員
1975年 米国三井物産ニューヨーク本店副社長
1981年 鉄鉱石部長
1986年 鉄鋼総括部長
1987年 取締役、鉄鋼原料部門統轄役員
1989年 取締役、業務部長
代表取締役常務取締役、業務部長
1991年 代表取締役専務取締役
1993年 代表取締役副社長
1996年 代表取締役社長

改革第2段階、実力主義を浸透
南アフリカや米国での勤務を挟んで、鉄鋼関連の海外での資源開発を約20年手掛けた。経営計画を手掛ける業務部長などを経て96年より現職。
商社各社が大胆な事業再編や人員削減を急ぐなか、三井物産は「リストラは一段落した」として、経営改革を次のステージに乗せようとしている。
99年4月に発表した今後10年間の経営指針となる「長期業態ビジョン」では、本業であるトレーディングの再強化を打ち出した。金融技術(FT)と情報技術(IT)、物流を三位一体として仲介取引を拡大する考え。「情報集約型の価値創造商社」をコンセプトに据え、より利益の上がる組織を目指す。7月には、年功序列型の賃金体系を全面的に改めた新たな人事制度を導入。年齢や入社年次で決まる資格制度を廃止し、実力主義を浸透させつつある。
三井グループへのこだわりも強い。「三井グループを大事にするのは経営の基本」と話す。