株主重視の経営、科学者の一面も
社長時代、花王は17期連続で増収増益を記録した。97年6月から現職。科学者としても知られる。界面化学の分野では、共同執筆も含めるとこれまでに100本以上の論文を発表している。「良きモノづくり」「絶えざる革新」「売り場ではなく買い場」などのアイデアをちりばめた“常盤語録”でも知られる。
工場技術会議や研究開発会議に顔を出すことも頻繁で、現場にはマーケットインの発想が浸透している。新市場を開拓する花王の技術開発力は折り紙付き。社長時代に送り出したヒット商品にはフローリング清掃用具「クイックルワイパー」や、小鼻の黒ずみをとる「ビオレ毛穴すっきりパック」などがある。
株主重視の新しい経営指標である経済付加価値(EVA)を産業界に先駆けて全社的に導入。社内の知識を体系化するナレッジマネジメント(知識管理)に造けいが深く、近著に「知と経営」(ダイヤモンド社)がある。
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