樋口 廣太郎氏
アサヒビール名誉会長
経済戦略会議議長

1926年生まれ
■ 学 歴
1949年 京都大学経済学部卒業
■ 職 歴
1949年 住友銀行入行
1973年 同行取締役
1975年 同行常務取締役
1979年 同行代表取締役専務取締役
1982年 同行代表取締役副頭取
1986年 アサヒビール顧問
1986年 同社代表取締役社長
1992年 同社代表取締役会長
1999年 同社取締役相談役名誉会長
■ 公 職
1993年 日本スペイン協会会長
1995年 日独協会会長
経済団体連合会副会長
日伊協会副会長
1997年 経済広報センター副会長
1998年 経団連自然保護基金運営協議会会長
経済戦略会議議長
1999年 産業競争力会議委員
経団連評議員会副議長

経済戦略会議で次々に政策提言
住友銀行副頭取を経て86年アサヒビール社長に就任した。当時、ビールのシェアが事実上最下位だった同社を「夢をもって前へ、前へ」と呼びかけながら社内を変革。「スーパードライ」の大ヒットでシェアを就任時の10%弱から社長交代時には24%にまで引き上げ、旋風を巻き起こした。
古いビールを回収したり、顧客からのマイナス情報を収集するためマーケティング現場に女性スタッフを多数配置するなど、ユニークな経営手法でも知られる。社長在任の6年間にアサヒビールの売上高は3倍強に成長した。
「再建請負人」の手腕を買われ、98年8月に発足した小渕恵三首相の諮問機関「経済戦略会議」では議長に。同会議は金融機関への資本注入による金融システムの早期再建を促すなど、民間発で政策を次々に提言、景気回復の一翼を担った。99年2月には最終報告「日本経済再生への戦略」をまとめている。