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アリ・アラタス氏
インドネシア外務大臣
 東ティモールの問題解決に尽力

 88年3月に外相に就任して以来、スハルト前政権時代に3期務め、昨年5月に発足したハビビ政権でも留任した。外相歴は12年目に入った大ベテラン。40年以上にわたる外交官生活の中で出席した国際会議は数知れない。豊富な経験はハビビ大統領の外交政策に欠かせない存在となっている。

 独立か自治かで揺れた東ティモール問題では八面六臂(ぴ)の活躍をしている。国連の仲介のもとで東ティモールの旧宗主国ポルトガルとの協議を何度もこなし、平和的解決に向け力を注ぐ。

 海外の要人がインドネシアを訪問する際にはいつも柔和な笑顔で出迎え、多くの外交官から信頼を得ている。

 76年から78年まで国連のジュネーブ駐在、82年から外相に就任するまで国連大使を務めた。

 インドネシア外交アカデミー卒後、インドネシア大法学部卒業。家族は夫人と3女。66歳。

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