Asia 99

堀口IMF準局長「ディスクロージャーが為替の安定に重要」
国際通貨基金の堀口雄助アジア太平洋局準局長

 国際通貨基金(IMF)の堀口雄助アジア太平洋局準局長は4日午後、アジアの将来を討議する国際交流会議「アジアの未来」で講演し、アジア各国の為替の安定に関して「ディスクロージャー(内容開示)の充実が最も重要」との意見を述べた。堀口氏はさらに、「新興国が対ドルなどで固定レートを持つことは、グローバル経済の時代に合わない」と指摘、「(固定レートでは)危機が発生した場合の資金流出を防ぎきれない」とリスクの大きさを強調した。

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