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会場から
 総選挙で話題もちきり

 参加者の最大の関心事は何といっても7日に投票が予定されるインドネシア総選挙。3日の朝食会では会場のあちこちで選挙の話題に花が咲いた。インドネシアのマスコミ関係者は情勢分析を求められて「野党の力が強いことなどから、政局が激変する可能性もある」などと解説していた。

 同日の昼食会場でもミャンマーのウ・ウィン・アウン外相や宮内義彦オリックス社長らが、講演を終えたばかりのアラタス外相を質問攻め。外相は48もの政党が参加する混戦ぶりを説明しながら「国会に議員を送り込むには200万票は必要となる。1議席も確保できない党が現れるだろう」と予測した。

 もっとも与党ゴルカル党も過半数を制するのは困難な情勢だ。外相は料理に舌鼓を打ちながらも「選挙後は連立の模索が始まる」と熱っぽく語り、自国の政局から片時も目を離せない様子だった。

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