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| 受賞した(左から)呉茂昆氏、アントニオ・メロト氏、バオ・ニン氏(25日午前、東京都千代田区) |
日本経済新聞社は25日午前、都内のホテルで「第16回日経アジア賞」の表彰式を開き、フィリピンの非政府組織(NGO)、ガワッド・カリンガ代表のアントニオ・メロト氏(61)、台湾の中央研究院物理研究所長の呉茂昆氏(61)、ベトナムの作家のバオ・ニン氏(58)が受賞した。26日には国際交流会議「アジアの未来」を開催。アジア関連の行事を集中して開く「日経アジア週間」が始まった。
日経アジア賞は1996年に創設され、アジアの経済発展、科学技術、文化に貢献した人物・団体を表彰する。
経済発展部門では、アジアで企業などの支援を得ながら、貧困住民が自らの手で住宅を建てる仕組みを確立したメロト氏が受賞。表彰式では、ビジネスの手法で社会を変革する意義を強調した。
「イットリウム系」と呼ぶ高温超電導物質を発見した物理学者の呉氏は、科学技術部門で受賞。「台湾の科学技術界を代表して賞を頂いた」と語った。
文化部門では、ベトナム戦争に従軍し、小説でその悲惨さを描いたニン氏が受賞した。「子どもの世代が戦争を一生体験しないことが私の願いだ」と力説した。
審査委員長の豊田章一郎・日本経団連名誉会長は「実際の生活向上などに貢献した人が選ばれた」と講評を述べた。日本経済新聞社の杉田亮毅会長は「賞を通じアジアの問題解決、生活向上に貢献している人々に光を当てたい」とあいさつした。
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