
 |
| 受賞した(左から)陳、フェルナンデス、マントゥブの各氏(19日午前、東京都千代田区) |
日本経済新聞社は19日午前、都内のホテルで「第15回日経アジア賞」表彰式を開き、マレーシアの格安航空「エア・アジア」最高経営責任者(CEO)のトニー・フェルナンデス氏(46)と台湾大学医学部教授の陳定信氏(66)、インドネシアのジャワ影絵芝居人形遣いのマントゥブ・スダルソノ氏(61)の3氏が受賞した。20、21両日は国際交流会議「アジアの未来」を開催。アジア関連の行事を集中して開く「日経アジア週間」が始まった。
域内の経済発展、科学技術、文化に貢献した人・団体を表彰する日経アジア賞は1996年創設。格安航空会社エア・アジアを東南アジア有数の航空会社に育て、旅行業界に「空の大衆化」という新風を吹き込んだフェルナンデス氏は経済発展部門を受賞。「何事も可能だというのが我々のモットーだ」と事業成功の秘訣を語った。
科学技術部門は小児肝がんの主因をヒトB型肝炎ウイルスだと究明し、台湾で発生率を低下させた陳氏が、文化部門は伝統芸能の魅力を世界に伝承したマントゥブ氏が受賞した。両氏はそれぞれ「B型、C型肝炎の撲滅・根絶という夢を描いている」「(開催者や観客との)対話に正直、中立、公正であることが求められる」とさらなる活動へ意欲を表明した。
審査委員長の豊田章一郎・日本経団連名誉会長は「アジアが直面する諸問題に処方せんを示すだけでなく、実際に人々の生活向上と発展に尽力された方々が受賞した」と講評を述べた。日本経済新聞社の喜多恒雄社長は「賞を通じて、ささやかだがアジアの発展に貢献できればと考える」とあいさつした。
 |