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討論するウィリアム・ペリー元米国防長官=写真 小川望 |
元米国防長官のウィリアム・ペリー氏は22日午後、国際交流会議「アジアの未来」(日本経済新聞社主催)の討論で、オバマ政権に対し、「もし機会があれば『プレッシャーだけでなくインセンティブも与えなければ、北朝鮮は核兵器の放棄には応じないだろう』と助言したい」と語った。
北朝鮮に対して与えるのに適した「インセンティブ」について具体的には語らなかった。「プレッシャー」については「中国の協力も得たうえでの金融・経済面(での圧力)」と述べた。
また「北朝鮮は核兵器を保有したとしており、米国などに対する姿勢は従来よりも強くなる」と指摘。前政権までに比べ「オバマ政権はもっと高い山に登らなければならなくなった」と現状の難しさに理解を示した。
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