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討論する木村福成・慶応大学経済学部教授=写真 柏原敬樹 |
木村福成慶大教授は22日午前、国際交流会議「アジアの未来」(日本経済新聞社主催)の討論で、「東アジア産業大動脈」構想に触れ、「物流が発展途上国開発のボトルネックになる」と指摘した。
中村次郎日本通運取締役や田原哲郎キヤノン取締役らパネル討論参加者の議論を受け、物流網の整備はコスト削減にとどまらず、配送スピードの迅速化や信頼性の高いビジネスにつながると強調した。
物流網整備が経済統合を加速させるとともに、域内の経済格差である「開発ギャップ」を縮めると意義を話し、パネル討論を締めくくった。木村教授は東アジア・ASEAN経済研究センター(ERIA)のチーフエコノミストを務める。
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