具体的には「古くから医療や数学、繊維といった知識が伝播(でんぱ)し、交易も人の交流も盛んだった」との事例を挙げた。中国とインドについては「18世紀まではこの2カ国で世界総生産の50%を占めていたが、再び台頭してきた」と語り、中印を含む産業大動脈構想への期待感を示した。
同氏は現在、慶大グローバルセキュリティーリサーチ研究所教授などを兼務する。