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 マハティール氏「所得引き上げで内需主導経済に」 

対談するマハティール・マレーシア元首相(右)と野上義二・日本国際問題研究所理事長=写真 柏原敬樹
 マレーシアのマハティール元首相は21日午後、国際交流会議「アジアの未来」(日本経済新聞社主催)で討論し、マレーシアをはじめ各国が輸出主導型の産業構造を内需型に切り替えるため、「国民所得の引き上げにつながる改革が必要だ」との認識を示した。

 マハティール氏は、「これまでは輸出主導で経済成長を実現するため生産コストを低く抑える必要があり、国民所得も抑制されてきた」と指摘。そのため、国内の購買力が低い状態が続き、経済成長につなげられなかったという。今後は「国民の購買力を生かして内需を拡大し、成長を実現できるようにするべきだ」と述べた。

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