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 世銀担当局長「アジアで協調行動を」 

討論するサラ・クリフ世界銀行東アジア・大洋州地域戦略・業務担当局長=写真 小川望
 世界銀行のサラ・クリフ東アジア・大洋州地域戦略・業務担当局長は21日午前、国際交流会議「アジアの未来」(日本経済新聞社主催)で討論し、東アジアが金融危機の影響から回復するためには「アジア各国が協調行動をとる必要がある」と強調した。国家レベルでは景気刺激策や規制措置が重要とした。また地域レベルでは「東南アジア諸国連合(ASEAN)などがコーディネーターとなって国家の行動を促すべきだ」との考えを示した。

 求められる景気刺激策は中所得層を対象とするべきで、短期的には社会保護を目的とし、長期的には成長を目指すものとすべきだとしている。また「貿易に対していかに開放的であるかが成功のカギとなる」との認識を示した。

 東アジアの回復については「底入れの兆しが見られる」とし、特に中国は回復初期であるとした。ただし、「最悪の時期は終わっていない」とも述べた。

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