アジア経済の将来についてアジア太平洋地域の政府首脳や経済人らが話し合う第15回国際交流会議「アジアの未来」(日本経済新聞社主催)が21日午前、東京都内のホテルで始まった。
会議は「試練に立ち向かうアジア――新たなフロンティアを求めて」をテーマに2日間にわたり議論。厳しい環境下にあるアジア経済の行方や、インフラ整備による新興国の発展、環境ビジネスなど新たな成長源をいかに見いだすかなどについて意見を交わす。韓昇洙・韓国首相、グエン・タン・ズン・ベトナム首相、二階俊博経産相らが出席する。
開会のあいさつで日本経済新聞社の杉田亮毅会長は「世界経済の底入れの兆しを確かなものにするかは、アジアが新たな成長の源を見つけていくかにかかっている」と話した。