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グロリア・マカパガル・アロヨ氏
フィリピン 大統領 |
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2001年1月、当時のエストラダ大統領が違法賭博業者からの献金疑惑で退陣したのを受けて副大統領から大統領に昇格。04年の大統領選では野党連合が推す人気俳優、フェルナンド・ポー・ジュニア氏(故人)を退けた。
元大統領を父に持ち、政治家になる前は主に経済分野で活躍した。フィリピン大経済学部教授などを経て、アキノ政権で貿易産業次官。その後は92年に上院議員、98年に副大統領と、着実に政治家としての階段をのぼった。
特に04年の大統領選後は、こうした経験に裏打ちされた経済運営の手腕を振るった。03年に4000億円弱に達した財政赤字は増税や徴税強化などで06年には1500億円程度に減少。株価や国債相場が上昇するなどの効果が表れている。日本との経済連携協定(EPA)締結も推進。日本のフィリピン人看護師受け入れなどの成果を得た。
一昨年から昨年にかけては野党陣営による弾劾裁判要求や一部国軍兵士によるクーデター計画、大規模な反政府集会などが次々と発生。一時は非常事態宣言を発令する事態に発展したが、現在は沈静化している。60歳。
1947年4月5日生 |
1964〜66年 |
米ジョージタウン大学経済学士号取得 |
1966〜68年 |
アサンプションカレッジ経済学士号を取得、成績優等で卒業 |
1977〜87年 |
フィリピン大学経済学部教授 |
1978年 |
アテネオ大学在籍、経済学修士号取得 |
1985年 |
フィリピン大学経済学部経済学博士号取得 |
1986〜89年 |
貿易産業省次官補 |
1992〜98年 |
フィリピン上院議会議員 |
1998〜2000年 |
社会福祉開発長官 |
1998〜2001年 |
フィリピン共和国副大統領 |
2001年 |
フィリピン共和国大統領就任 |
2004年 |
フィリピン共和国大統領選で当選 |
マニラ首都圏サン・ファン出身、60歳 |
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