ヘン・スイキャット氏 シンガポール 金融通貨庁長官 　シンガポールの金融政策の要である金融通貨庁のトップを務める。同国では株価指数が4月上旬に最高値を更新、通貨シンガポールドルも米ドルに対して緩やかに上昇中。実質経済成長率は今年、4.5―6.0％を見込んでおり、堅調な成長を主導している。 　シンガポールはアジアの金融拠点。金融機関に税制面での恩典を与えるなど誘致にも力を入れており、資産運用残高は年率二ケタのペースで伸びている。一方マネーロンダリング（資金洗浄）などには「厳しく対応する」との姿勢を強調する。 　1997年から2000年までリー・クアンユー上級相（当時）の首席秘書官。05年から現職。46歳。 1961年４月15日生 1983年 英ケンブリッジ大学経済学修士 1993年 米ハーバード大学公共政策大学院行政学修士 1997年 リー・クアンユー上級相（当時）の首席秘書官 2000年 貿易産業省副次官 2001年 貿易開発局最高経営責任者（兼任） 2001年 貿易産業省次官 2005年 シンガポール金融通貨庁長官 46歳 講師一覧へ戻る (C)2007 Nikkei Inc./Nikkei Digital Media, Inc. All rights reserved.