第13回アジアの未来
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 シンガポール金融庁長官、アジアの通貨統合に慎重 

分科会で討論するシンガポール金融通貨庁のヘン・スイキャット長官(25日、都内のホテル)
 シンガポール金融通貨庁(MAS)のヘン・スイキャット長官は25日午後、国際交流会議「アジアの未来」(日本経済新聞社主催)の金融分科会に参加。アジア各国の為替レートを加重平均して算出し疑似統一通貨にもなりうるアジア通貨単位(ACU)の設立など通貨統合に向けた施策について「アジア域内各国の所得格差は欧州通貨メカニズム(ERM)を導入した時の欧州より大きい」などとして慎重な見方を示した。

 ヘン長官はこうした通貨面での政策協調について「トップダウンでやるなら政治的リーダーシップが必要」と述べるなど、さまざまな条件が必要と強調。「アジアで10年前に今の黒字基調の貿易、投資の状況は想像できなかった。10年後を想像するのは難しい」として、長期的ビジョンを描くのは難しいとの立場をにじませた。

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