首相は「真に機能する共同体には共通のアイデンティティー、戦略、価値観が必要」と指摘。濃密な関係を結ぶ共同体と、経済分野に的を絞った緩やかな連携とは分けて考えるべきとした。
日本が提唱する豪州などを加えた16カ国による「東アジア首脳会議」や、米国などを含む21カ国が参加するアジア太平洋経済協力会議(APEC)については「地域の広がりはあるが議題の範囲が狭い」とし、共同体を担う枠組みとしては不十分との見方を示した。