榊原　英資氏 早稲田大学 教授 インド経済研究、必要性を提唱 　1997年に旧大蔵省財務官に就任。「ミスター円」と呼ばれ、日本の為替政策の主役の1人として国際的に知られる存在となった。国際通貨基金（ＩＭＦ）への出向経験があり、財務官任期中に通貨危機の処理に奔走したこともあってアジアの経済・金融システムへの造詣はもともと深い。 　退官後にインドのＩＴ（情報技術）関連企業の社外取締役に就任したのを機に、インドへの関心を強めた。この4月、慶応大から早稲田大に移り、新設のインド経済研究所所長に就任。かねて提唱してきたインドに関する専門的研究機関の設立が現実になった。65歳。 ■生年月日 昭和16年3月27日 ■略歴 昭和 ３９年３月 東京大学経済学部卒業 ４０．３． 東京大学大学院（理論経済） ４０．４． 大蔵省入省（関税局国際課） ４１．９． ミシガン大学経済学部留学 ４４．５． ミシガン大学経済学博士号取得 ４４．７． 大臣官房秘書課財務官室付主任 ４５．７． 豊岡税務署長 ４６．９． 国際通貨基金（ワシントン）派遣職員 ５０．７． 銀行局保険部保険第一課課長補佐 ５２．８． 埼玉大学助教授 ５５．９． ハーバード大学客員教授 ５６．７． 大臣官房企画官 ５８．４． 日本輸出入銀行人事部付（（財）国際金融情報センター総務部長） ６０．６． 理財局国庫課長 ６２．７． 理財局資金第二課長 ６３．６． 理財局国債課長 平成 元年６月 理財局総務課長 ２．６． 東海財務局長 ３．６． 大臣官房審議官（国際金融局担当） ５．７． 国際金融局次長 ６．７． 会計センター所長兼財政金融研究所長 ７．６． 国際金融局長 ９．７． 財務官 １１．１０． 慶応義塾大学教授 １８．４　早稲田大学教授 講師一覧へ戻る Copyright 2006 Nihon Keizai Shimbun, Inc., all rights reserved.