田中　均氏 日本国際交流センター シニア・フェロー 前外務審議官 外交官生活36年、交渉の中心役に 　2005年8月、政治担当の外務審議官を最後に36年余の外交官生活に自ら終止符を打った。在職中は02年の小泉純一郎首相の北朝鮮訪問や米軍普天間基地（沖縄県）返還の日米合意などの難題で交渉の中心役を務めた。 　京大法学部卒業後、1969年に外務省入省。北米局審議官や経済局長、アジア大洋州局長を歴任。現在は財団法人「日本国際交流センター」のシニアフェローのほか、4月からは東大公共政策大学院の客員教授として教壇に立つ。外交と世論との関係を実務から一歩引いた自由な立場で追究したいと考えている。59歳。 1969年京都大学法学部卒業後、外務省入省。北米局北米二課長（1985-87）、アジア局北東アジア課長（87-89）、英国国際戦略問題研究所研究員（89-90）、在連合王国日本国大使館公使（90-93）、総合外交政策局総務課長（93-96）、北米局審議官（96-98）、在サンフランシスコ日本国総領事館総領事（98-2000）、経済局長（00-01）、アジア大洋州局長（01-02）を歴任。2002年より外務審議官（政務）を務め、2005年8月退官。同年9月より現職。2006年4月より東京大学大学院公共政策学連携研究部客員教授を兼務。オックスフォード大学より学士号・修士号（政治・哲学・経済）取得。著書に『国家と外交』（共著・講談社）等がある（2005年11月）。 講師一覧へ戻る Copyright 2006 Nihon Keizai Shimbun, Inc., all rights reserved.