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アブドラ・バダウィ氏 マレーシア 首相 |
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格差是正など独自色
マハティール前首相からの後継指名を受け2003年10月に第五代首相に就任した。以来汚職や腐敗の撲滅、公務員の業務効率化、大規模公共工事の見直しなどを推進する。04年の総選挙では与党連合が圧勝、首相の国民的人気も高い。
今年3月には首相就任後初めての国家5カ年計画となる「第九次マレーシア計画」を公表。内政や経済でマハティール路線を基本的には踏襲しつつも、都市と農村の格差是正や人材開発の強化、農業振興などに力点を置いて独自色を示した。
手堅い実務派として知られる一方、05年12月には初の東アジア首脳会議(サミット)の議長を堂々と務め、内外に存在感をアピールした。外交面では対米関係の重視に加え、穏健イスラム主義を推進するマレーシアの指導者として、中東諸国などとの関係強化にも意欲的だ。
日本の経済発展を見習う「東方政策」を導入した際の担当大臣で、昨年の日本との自由貿易協定(FTA)締結でも指導力を発揮した。
名門マラヤ大学でイスラム学士を取得。66歳。
1939年11月26日、マレーシア・ペナン州生まれ |
■学歴 |
1964年 |
マラヤ大学卒 |
■職歴 |
1964年-74年 |
連邦政府公務員(総理府、文化・青年・スポーツ省勤務) |
1978年 |
下院議員初当選 |
1980年 |
連邦区省副大臣 |
1981年 |
総理府相(「東方政策」他担当) |
1984年 |
教育相 |
1986年-87年 |
国防相 |
1991年 |
外相 |
1999年1月 |
副首相兼内相 |
2003年10月31日 |
第5代首相、UMNO(統一マレー国民組織)総裁代行就任 |
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