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 マレーシア前首相「共同体、ASEANと日中韓で」 

 マレーシアのマハティール前首相は26日午前、開催中の第12回国際交流会議「アジアの未来」(日本経済新聞社主催)での対談で、東アジア共同体の枠組みは「東南アジアと北東アジアに限るべきだ」と言明した。具体的な連携策として、域内各国通貨建て債券の取引を軸とする「アジア債券市場」創設への取り組み加速などを提唱。地域独自の金融システム構築を訴えた。

 前首相は共同体構想を議論するため、昨年末にクアラルンプールで開いた初の東アジア首脳会議にオーストラリア、ニュージーランド両国が参加したことを挙げ「両国の考え方や習慣は東アジアに適合できるのか。私は満足していない」と明言した。東南アジア諸国連合(ASEAN)と日中韓3カ国を軸に共同体構築を探る立場を重ねて打ち出したものだ。

 両国とともに参加したインドに関しては「共同体のグループの1つと考える」と述べた。理由として「かつては閉鎖的で、インド自身が統合に加わる意思を持っていなかったが、今や外国投資を受け入れる姿勢も見せている」と指摘した。

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