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シンガポール顧問相「アジア統合、まず経済から」
対談するシンガポールのリー・クアンユー顧問相(25日午後、都内のホテル)
シンガポールのリー・クアンユー顧問相は25日午後、国際交流会議「アジアの未来」(日本経済新聞社主催)の講演で、アジアの地域統合に関し、儒教、仏教、イスラム教など宗教や文化的な各国の差異を挙げ「底流にある大きな要素として共同体を結合させるものを作るには時間がかかる」と述べた。そのうえで「現実的にはまず、経済の統合から始めるべきだ。経済統合を進めれば人と人の接触も高まる。貿易・投資を通じてよりよく知り合うことができる」との認識を示した。
同相はオーストラリア、ニュージーランドについても言及し「経済になると欧米よりもアジアとの連携が強い」と指摘。より多様な文化、価値観を包含した連携強化への期待をにじませた。
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