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 フィリピン駐日大使、歴史問題「前を見ること可能」 

講演するドミンゴ・シアゾン駐日フィリピン大使(25日午前、都内のホテル)
 フィリピンのドミンゴ・シアゾン駐日大使は25日、国際交流会議「アジアの未来」(日本経済新聞社主催)での討論で、日中関係に関連して「フィリピンでは第2次世界大戦前、2000万人に満たない人口だった。(戦争で)110万人が死亡した。しかし、今回外交関係樹立50周年を日本との間で祝うことになっている。我々は後ろより前を見ている」と語った。そのうえで「これは日本と中国でも、韓国との間でも可能だと思う」と訴えた。

 シアゾン氏は最近の日中関係について「この問題が解決できなければ東アジア共同体の実現にはつながらない」と指摘。「今の欧州でもドイツ人が嫌いだというフランス人はいるし、第2次大戦を覚えているというオランダの人々もいる。しかし彼らはEU(欧州共同体)を結成した。これが重要だ」と強調した。

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