「日経アジア賞」
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第11回 日経アジア賞、3氏に

日経アジア賞を受賞した(左から)フィリップ・ヨー、ソピリン・チアム・シャピロ、オリビア・ラムの各氏=24日、東京都港区
 日本経済新聞社は24日午前、都内のホテルで「第11回日経アジア賞」の表彰式を開いた。シンガポールの水処理関連会社ハイフラックスのオリビア・ラム社長兼最高経営責任者(CEO、45)、シンガポールのフィリップ・ヨー科学技術庁長官(59)、カンボジアの舞踊家、ソピリン・チアム・シャピロ氏(38)の三氏が受賞した。

 日経アジア賞は1996年創設。アジアの経済、科学技術、文化の発展などに功績があった個人、団体に贈っている。下水の飲料水転換など水資源の有効活用を進め、経済発展部門で受賞したラムCEOは「世界の財産である水をだれでも手ごろな価格で利用できるようにしなければならない」とスピーチした。

 シンガポールのバイオ研究拠点化など科学技術戦略を主導し、科学技術部門で受賞したヨー長官は「今後は臨床分野の研究を強化し、新たな発見を患者や産業のために役立てていく」と表明。カンボジア伝統舞踊の復興に寄与した文化部門のシャピロ氏は「受賞は私だけでなく踊りの先生や古代からの師匠ら全員のもの」と語り、まな弟子が舞踊を披露した。

 審査委員長の豊田章一郎・日本経団連名誉会長は「今年は歴代最年少の方も含む女性2人が受賞する画期的な年になった」と講評。日本経済新聞社の杉田亮毅社長は「三氏の名前と業績が広く紹介され、アジアの発展と相互理解に役立ってほしい」とあいさつした。


受賞者の講演要旨
 
 日本経済新聞社は24日、「第11回日経アジア賞」の表彰式を開いた。シンガポールの水処理会社ハイフラックスのオリビア・ラム社長兼最高経営責任者(CEO)、シンガポールのフィリップ・ヨー科学技術庁長官、カンボジアの舞踊家、ソピリン・チアム・シャピロ氏の受賞者3人が記念講演をした。

講演要旨はこちら

 ■経済発展部門
経済発展部門   オリビア・ラム氏
  ハイフラックスCEO兼社長(シンガポール)

人口増加や経済発展による世界的な水不足を予想、1989年にハイフラックス社を設立。下水を高度処理して飲料水や工業用水にする「ニューウオーター」を開発した。

 ■科学技術部門
科学技術部門   フィリップ・ヨー氏(59)
  シンガポール科学技術庁長官

同国の科学技術戦略の立案・遂行に手腕を発揮。分子細胞生物学研究所やゲノム研究所などを擁する「バイオポリス」を開設。同国をバイオ・医療の主要な研究開発拠点の一つに育てた。

 ■文化部門
文化部門   ソピリン・チアム・シャピロ氏(38)
  舞踊家(カンボジア)

クメール・ルージュ時代に荒廃したカンボジアの文化環境を立て直すべく、伝統舞踊の復興に力を入れてきた。現在はクメール・アーツ・アカデミーを率いて世界中で公演している。


日経アジア賞についてのお問い合わせは、
事務局asia@nikkeistaff.co.jpまでお願いします。

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