ユスフ・アンワル氏 インドネシア 財務相 　インドネシアの金融行政のプロ。ユドヨノ大統領からの信頼が厚く、2004年にアジア開発銀行のインドネシア代表の立場から財務相に抜てきされた。 　西ジャワ州の出身。1978年に米国の大学で経済学の修士を獲得。その後インドネシアに戻り、財務省に入省。エリート行政マンとして財務次官に上り詰めた後、2000年にアジア開発銀行の上級執行役員として入行した。 　イスラム教徒だが、政党色がない。汚職とは無縁の誠実な人柄がユドヨノ大統領に認められ、昨年秋に発足した新内閣の主要ポストを得た。インドネシア政府は原油が純輸入国となるなど財政難に陥っている。財務リストラを担う政府の要として役割がますます高まっている。64歳。 ■生年月日 1941年１月２日、タシクマラヤ(西部ジャワ)生まれ ■学歴 1978年 米国バンダービルト大学 経済学修士 ■職歴 2004年〜 インドネシア財務相 2000年７月    〜04年10月 アジア開発銀行専務理事 1998年〜00年 資本市場監督庁長官                                           財務省次官 ダナレクサ株式会社 社長 財務省財務研修所所長 講師一覧へ戻る Copyright 2005 Nihon Keizai Shimbun, Inc., all rights reserved.