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セサル・プリシマ氏 フィリピン 財務相 |
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財政構造改革をけん引
フィリピンのアロヨ政権で経済政策チームのリーダー格を務める。2004年1月から貿易産業相として輸出と外国投資の拡大に取り組み、同年11月に自由貿易協定(FTA)交渉で日本と基本合意に達した。今年2月には財務相に就任、アロヨ政権の最重要課題である財政構造改革をけん引している。
1979年にフィリピンのデ・ラサール大を卒業、翌年に会計会社のSGVに入社した。その後は一貫して企業会計、監査の専門家としてキャリアを重ねてきた。ビジネスマンとして培った目線やアイデアに加え、政策を推進する押しの強さを持ち合わせており、経済界からの信頼は厚い。
財務相としての期待は大きい。フィリピンでは国内総生産(GDP)を超える公的部門の債務が政府財政を圧迫している。赤字の縮小に不可欠な企業や個人からの徴税を強化するため、税や徴税の体系の改革・強化が不可欠。企業会計や財務構造に関する財務相の知識が大きな武器になるとみられている。45歳。
■生年月日 |
1960年4月3日生まれ |
■現在の兼任職 |
フィリピン中央銀行通貨委員会メンバー |
世界銀行グループ フィリピン総裁 |
アジア開発銀行 フィリピン総裁 |
ランド・バンク・オブ・ザ・フィリピン 会長 |
フィリピン預貯金保険機構 会長 |
フィリピン貿易投資開発公社 会長 |
国営電力公社 会長 |
■過去の職責 |
貿易産業相 |
SGV&Co. 会長兼マネージングパートナー |
アーンスト・アンド・ヤング、グローバルエグゼクティブボード メンバー |
■学歴 |
2003年 | シンガポール・インターナショナル・ファンデーション The Eminent Southeast Asians Programme フェロー |
1983年 | ノースウェスタン大学ケロッグスクール(米イリノイ州シカゴ)MBA(経営学修士) |
1979年 | デ・ラサール大学(マニラ)商学部卒 |
1979年 | 公認会計士資格取得 |
■所属組織・活動の抜粋 |
1998−03年 | 比仏ビジネス評議会メンバー(元会長) |
1998−03年 | 比泰ビジネス評議会メンバー(元共同会長) |
2002−03年 | ボアオ・フォーラム・フォー・アジア(BFA)メンバー |
2001−03年 | ASEANビジネス・フォーラム、理事会メンバー |
1999−03年 | 国際商業会議所メンバー |
2000−03年 | フィリピン商工会議所メンバー |
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