「アジアの未来」
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日経アジア賞
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プラパット・ポティボラクン氏
タイ工業連盟(FTI)会長、カンヨン・エレクトリック会長

日本と長い交流、産業基盤を整備

 三菱電機をパートナーとするタイのエレクトロニクス企業、カンヨン・グループの経営にかかわり、日本とは長いつき合いがある。昨年タイ工業連盟(FTI)の会長に就任し、タイの製造業が抱える問題の解決に心を砕いている。

 バンコクの富裕な華僑一族に生まれ、英国で経営学修士(MBA)を取得した。温厚な性格で知られ、上院経済委員会顧問、商業省企業競争力委員会の委員なども務める経済界の名士だ。

 FTI会長就任後は工場労働者の教育水準向上のための研修制度を導入、中長期的にタイの競争力を高めようとしている。ただ「日本企業が築いたタイの産業基盤は相当レベルが高い」というのも持論。56歳。


1946年12月24日生まれ
■学歴
アサンプション大学(バンコク)
アサンプション商業大学(バンコク)
シェフィールド技術大学(英国シェフィールド)高等1級技術検定合格(経営学部)
タイ国立防衛大学修士号
経営学名誉博士号(ラジャバット研究所−ランパン)
■役職
カンヨン・エレクトリック 会長
カンヨン・ワッタナ 会長
カンヨングループ 会長
タイ工業連盟 会長
タイ中央知所有権国際貿易裁判所陪審判事
上院経済委員会アドバイザー
商業省商業競争委員会理事
ダンピング・助成に関する委員会理事
■叙勲
タイ王国栄誉王冠勲章第一等級章

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