西室　泰三氏 東芝会長 ダボス会議など国際舞台で活躍 　日本の産業界有数の国際通。大学在学中にカナダのブリティッシュコロンビア大学に留学。1961年の東芝入社後も国際畑が長く、米国駐在は十数年におよぶ。 　英語にも定評がある。スイスで開く世界経済フォーラム年次総会（ダボス会議）に毎年のように出席、日米財界人会議の日本側窓口となる日米経済協議会の会長を務める。 　96年、８人抜きの抜てきで東芝社長に就任。任期中は執行役員制を導入したほか、現金自動預け払い機（ＡＴＭ）事業の売却など経営改革を強力に推し進めた。2000年、会長に昇格。2001年には経団連（現日本経団連）副会長に就任し、論客ぶりを発揮している。よく通る大きな声。バスケットボールのオリンピック強化選手に選ばれたこともある。67歳。 1935年12月19日、山梨県生まれ ■学歴 1961年３月 慶応義塾大学経済学部卒業 ■職歴 1961年４月 東芝当社入社 　 84年10月 電子部品国際部長 　 86年８月 半導体営業統括部長 　 90年４月 海外事業推進部長 　 92年６月 取締役（東芝アメリカ社副会長） 　 94年６月 常務取締役 　 95年６月 専務取締役（Advanced-I事業本部副事業本部長） 　 96年６月 取締役社長 2000年６月 取締役会長 ■主な社外役職 1997年５月−99年５月 日本電子工業振興協会会長 2000年５月−2002年５月 日本電機工業会会長 2001年５月−2002年５月 経済団体連合会副会長 2002年５月− 日本経済団体連合会副会長 2002年２月− 日米経済協議会会長（日米財界人会議　日本側共同議長） 講師一覧へ戻る Copyright 2003 Nihon Keizai Shimbun, Inc., all rights reserved.