「アジアの未来」
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アジアの未来
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日経アジア賞
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リー・クアンユー氏
シンガポール上級相

先進国並み国家に導く

 1990年まで31年間、首相としてリーダーシップを発揮し、シンガポールを先進国並みの豊かな国家に成長させた「建国の父」。ゴー・チョクトン氏に首相の座を禅譲してからも、上級相としてシンガポールの将来に目を配っている。

 この1年間でも米国のブッシュ大統領、中国の江沢民前国家主席、台湾の陳水扁総統ら各国・地域のトップを訪問した。

 成長を続ける中国については、東南アジア諸国連合(ASEAN)諸国の競争相手であると同時に重要な取引先になるとし、中国脅威論を退ける。シンガポールは中国化するのではなく、世界を結ぶ国家になることで価値を高められると説く。

 長男のリー・シェンロン副首相兼財政相は最有力次期首相候補。2004年にも親子二代の首相が実現しそうだ。79歳。


1923年9月16日生まれ
■学歴
シンガポール、ラッフルズ・カレッジ卒業
1942−45年日本による占領期をシンガポールおよびマレーで過ごす
1946−49年英国ケンブリッジ大学フィッツウイリアム・カレッジ(1969年名誉特別研究員)
1946−50年英国ドミル・テンプル法曹院(1969年法廷弁護士資格、1969年名誉評議会)
■職歴
1951年弁護士開業。複数の労働組合の法律顧問に
1954年人民行動党(PAP)設立に参画。同党書記長となり、1992年11月まで在任
1955年タンジョン・パガール地区から総選挙に立候補し当選。以降引き続き同地区選出議員として現在に至る。
1959年総選挙でPAPが議席総数51のうち43を占めて第一党となった結果、首相として組閣
1963年総選挙でPAPが51議席中37議席獲得の勝利に導く
1963−65年63年9月マレーシア連邦会議のシンガポール代表15名の1人となり、65年8月にシンガポールが連邦を脱退するまで在任
1990年首相辞任。ゴー・チョクトン後任首相の任命により上級相に就任

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