「アジアの未来」
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 日本の環境分野での貢献を評価――タクシン・タイ首相、 

タクシン・チナワット・タイ首相
 タイのタクシン首相は5日午前の講演で、アジア太平洋地域での地域協力の進展を強調した。特に2002年にタイで開いた「アジア協力対話(ACD)」でアジアでエネルギーの安全保障対策から貧困対策まで18の共同事業が動き出した点を指摘し、日本が「環境分野でも主導的な役割を担っている」ことに歓迎する姿勢を示した。

 タクシン首相は、アジア経済の今後の発展について「アジアは世界人口の60%以上を占め、農産物、衣料製品、自動車など生活必需品の生産に適した地域で、域内消費に加えて輸出で富を生み出している」と強調した。そのうえで、アジア経済発展の原動力は「空港や港湾」の整備だけでなく、「欧米の模倣ではなく、知性や技術を動員し独創的な製品を作らなくてはならない」とも指摘し、アジア独自の技術や製品開発の必要性を訴えた。

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