西室会長は「国境を越えないと競争はできない」と指摘。「メイド・イン・ジャパン」にこだわっていては、東南アジア諸国連合(ASEAN)や中国、韓国、インドなどに遅れを取る可能性があるとの懸念を表明した。そのうえで「メイド・バイ・ジャパン」によって世界でリターンの取れる体制を構築すべきとの考えを示した。
また、西室会長はエネルギーと環境問題にも触れ、「人類の将来をにらんだ大きなテクノロジーや先見性を持つことが重要だ」と強調し、日本の発展には高い技術の発展が不可欠との認識を示した。