「アジアの未来」
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 日本は構造改革が終るまで世界経済の原動力になれない――リー・クアンユー・シンガポール上級相 

リー・クアンユー・シンガポール上級相
 シンガポールのリー・クアンユー上級相は5日午後、「アジアの未来」で「日本再生への展望と課題」をテーマにした討議に参加。日本経済の現状について「デフレによる景気後退が長期に続いている」と指摘し、日本は構造改革が終わるまでは世界経済の原動力になるのは難しいとの認識を示した。米国についても「差し迫った危険はないがデフレ懸念が見えてきている」と分析し、米国経済までデフレ傾向に陥ると世界経済は大きな影響を受けると懸念を示した。

 また上級相は今後大きく発展する可能性のある産業分野として生命科学を挙げた。「日本はヒトゲノム分野で大々的に打って出るだろう」との見通しも述べ、今後は日本、米国、ドイツを中心に競争が激化すると予測してみせた。

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