そのうえでプラパット会長は「アジアの域内貿易をさらに拡大させる必要がある」との認識を表明。「自由貿易協定(FTA)がアジア地域全体の経済成長や域外貿易の拡大に寄与する」と述べ、FTAの締結が国際分業をもたらし、生産性や競争力の向上につながると強調した。
またプラパット会長は「アジア地域において中国の存在感が大きくなっている」と指摘。その上で「タイは食料・自動車・電子部品などの(中国に対し)比較優位がある分野で競争していく」との考えを示した。